企業のブランドプロミスとタグラインをチェックしてみました
- Published: 2018-04-16
- Updated: 2018-12-05
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私たちは常にあらゆるメッセージを浴びて日々暮らしているわけですが、ブランドが発しているメッセージについても同じようになんらかのタイミングでそのメッセージを浴びています。一方でブランド側に立ってみると、適切なタイミングで消費者やユーザーに自らの存在やメッセージを伝えたいと考えるのではないでしょうか。ブランドが発しているメッセージは様々なものがありますが、消費者であり、ユーザーでもある私たちが一番よく見ているのが、ブランドや企業のロゴ。それに次いで文字で表現しているタグラインや、キャッチコピーがあります。ブランドポリシーと言われるものはその骨子となる、基になるものです。
ブランドプロミスとタグライン・キャッチコピー、企業理念の違い
ブランドプロミスは、マニュフェストのようなもので、キャッチコピー、スローガンやタグラインとは違い、少し踏み込んだ内容を表現しており、比較的文字数が多いものになっています。これは、ブランドの心意気や志、そして、約束できることを文字にして表現しているものになっているからです。逆にスローガンやタグラインは明解にさらっと言えるフレーズになっており、コミュニケーションの目的が異なるため表現が変わってきます。
一方で、企業理念は企業のミッションやビジョンになり、中長期の任務や展望を誓うもので、硬めの表現になりがちです。また、企業というその立ち位置からも従業員や株主、取引先などのステークホルダーに対して均質に表現する必要性も高まることや、現在では企業の下に多くのブランドがぶら下がっていることもあり、ユーザーとの関係にフォーカスしたタグラインやブランドプロミスなどとは異なる表現になる傾向があります。企業理念は従業員に向けてが、多い印象です。
ブランドプロミスをWEBサイトにあげることで得られるメリット
NIKEの”Just Do It!” やApple の “Think Diferrent”、Sonyの “make.belive” などグローバルで展開するブランドが掲げるタグラインについては、CMなどで見たことが多い方も多いのではないでしょうか。
日本語での展開をみてみると、国内企業も大企業だけでなく、中小零細企業や個人などのブランドもタグラインを使っているケースもあり、簡単なタグラインだと”寿司屋”の茂吉 などはどうでしょうか?寿司屋がタグラインの原始的な表現になるのではないでしょうか、屋号やブランド名とは別の表現をするといった意味では、「”寿司屋”の茂吉」はその屋号(茂吉)が提供するものを簡潔に伝えているという点においては、適切なものではないかと考えられます。”茂吉” だけでは何を提供するのかが分かりにくく、伝わらないですが、”寿司屋” とつくだけで、”茂吉” がお寿司屋さんであるというのが多くの方に伝わります。
とはいってもこれでは他のお寿司やさんとの差別化が難しくなってしまいますし、単純な文言で表現する事が難しいので、実際には多くのブランドでは、”寿司屋”というようなタグラインを使わずにもう少し抽象的だったり、複合的な表現をするのが一般的です。例えば、お寿司屋さんのスシローですが、”うまいすしを、腹一杯(うまいすしを、腹一杯。うまいすしで、心も一杯。)” とタグラインがロゴに添えられています。これは説明するのもアレですが、「手軽な価格でお腹いっぱいにしますよ」といったことを伝える事を目的としているのではと思います。
企業や商品、サービスなどにおいては、ロゴをオリジナルで作成してPR等に利用することは多いですが、その際はロゴと一緒にタグラインやスローガンも作成してロゴと一緒にPRに利用することで、企業やサービスや、提供できること、目指すところなどをロゴの形とともに記憶に残してもらえる機会が増えることが期待されます。タグラインの発想自体はブランドプロミスからブレークダウンしてコピーを作成することが多いです。
また、年月を経る中で外部や内部の環境の変化に応じて不定期にこれらの言葉もアップデート、メンテナンス行いながら管理していくのが望ましいでしょう。
ブランドプロミス、企業理念を実際に見てみましょう
では、ブランドがどのようにブランドプロミスやタグライン、企業理念を活用しているかをチェックしてみました。
ソニー
ユーザーの皆様に感動をもたらし、人々の好奇心を刺激する会社であり続ける。
これが私たちソニーのミッションです。テクノロジー、コンテンツ、そしてサービスへの飽くなき情熱で、
世界に先駆けた商品や体験、そして新しい文化を生みだし
ソニーだからできる、新たな感動の開拓者となることをめざします。すべては、あなたの心を動かすために。
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ソニーのミッション/ビジョン
ミッション
ユーザーの皆様に感動をもたらし、人々の好奇心を刺激する会社であり続ける。ビジョン
テクノロジー・コンテンツ・サービスへの飽くなき情熱で、ソニーだからできる新たな「感動」の開拓者になる。エレクトロニクスエンタテインメント金融
人のやらないことをやる。創業以来、受け継がれてきたこのスピリットのもと、
ソニーは、エレクトロニクスを基に事業ドメインの拡大を続け、
映画、音楽などのエンタテインメント事業、さらには、
金融事業も手掛ける、多様性を持った企業となりました。
そして、これらの多様な事業ドメインを、「SONY」という4文字のもと
共通の価値観をもって運営していくことが、ソニーの強みです。また、このような多様性を活かし、AI×ロボティクス事業など、
新たな事業を加速させていきます。すべては、人々をワクワクさせ、新たな感動を呼び起こすために。
ソニーは、これからもあくなき挑戦を続けていきます。
レクサス
ラグジュアリーカーを見きわめる真の基準は、
クルマそのものの価値と、
クルマが生みだす心躍る体験にあると、
私たちは考えます。レクサスは時代を先取りし、
新たな驚きを創造することを
クルマづくりの信念としています。機能を感性に、
パフォーマンスを限りない情熱に、
技術を想像力に、
昇華する。レクサスは人と社会の未来を描き、
世界に興奮と変化をもたらす
革新をデザインします
星野リゾート
ほしのや
圧倒的な非日常感を演出する
日本発のラグジュアリーな和の滞在体験「現代を休む日」をコンセプトに、その土地の文化を敷地内で色濃く表現しながら、お客様に圧倒的な非日常感ある滞在と日本のホスピタリティをベースにしたおもてなしを提供することを大切にしています。世界の多くの場所で日本車や日本食を体験することができますが、日本文化のホテルに泊まることはできません。星のやを通じて「今日は日本のホテルに泊まろう」という選択肢を世界に提案したいと考えております。
星野リゾート 界
地域の魅力を再発見
心地よい和にこだわった上質な温泉旅館火山立国日本が育んだ温泉文化を現代的にアレンジした進化する日本旅館。
四季を映し、和の趣を大切にしながら創り出す快適な空間は、現代の生活にあった心地よさを持ちます。
和食のコースメニュー「日本旅会席」は、ご当地の旬の魅力に出会う瞬間です。
コカコーラ
私たちの使命
「2020 Vision」のロードマップは、私たちの使命とは何かというところからスタートしています。企業としてのゴールを明確に示すとともに、何を重視して行動し、判断するかという基準を設定しています。
世界中にさわやかさをお届けすること
前向きでハッピーな気持ちを味わえるひとときをもたらすこと
価値を生み出し前向きな変化をもたらすこと私たちのビジョン
ビジョンは、ロードマップの枠組みとなるものです。持続的で質の高い成長を続けるために達成すべきことを示し、ビジネスのあらゆる側面における指針となります。 業界をリードし続けるための企業文化
「業界をリードし続けるための企業文化」は、「2020 Vision」を実現するために必要な企業姿勢と振る舞いを示します。
Panasonic
私たちPanasonicは、より良いくらしを創造し、
世界中の人々のしあわせと、社会の発展、そして
地球の未来に貢献しつづけることをお約束します。
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