WordPressをCMSにおすすめする理由について
- Published: 2017-06-24
- Updated: 2017-08-30
better standard editor
Webサイトのコンテンツ管理を行うツールは、CMS(Content Management System)と言われています。キャンペーンサイトなどではCMSを使わないことも多いですが、現在のWebサイトでは、何かしらのCMSを導入するケースがほとんどです。このCMSをWebサイトに導入することによって得られるメリットは、リニューアル時にコンテンツの再利用ができたり、サイトのあらゆる箇所で一度登録したコンテンツを再利用できたり、公開日時を設定することができたり、公開までの承認フローを導入できたりと多くを挙げることができます。
CMSという視点で世の中にあるツールを見てみると、Drupal、MovableType、Xoops、WordPressや最近ではPhotoshopやIllustratorを販売するAdobeもCMSとデジタルマーケティングソリューションを販売していたりします。
CMS導入の主なメリット
- 誰でもWebサイトを更新するができる(サイト価値の向上)
- 記事公開日時設定ができる(サイト運営にメリット)
- コンテンツの再利用ができる(サイト価値の向上)
- コンテンツの表示をサイト内のあらゆる箇所で可能(サイトの回遊性が向上)
- リニューアル時にコンテンツの再利用が可能(コンテンツが資産化する)
- コンテンツ公開フローを設定できる(サイト運営にメリット)
企業やサイトの規模によっても最適なツールは異なってくるはずですが、そのなかでも多くのケースにフィットするのではと思われるWordPressを弊社ではオススメしている訳ですが、何故なのかを検証してみます。
WordPressは、オープンソースでプログラムのソースコード全てが公開されており、コード自体も改変することも可能です。世界で一番利用されているブログツールでもあります。理にかなったコード構成、セマンティック Web、コードやデザインの美しさ、Web 標準、ユーザビリティなどを意識して開発されており、無料でダウンロードして使うことができます。カカクコムのコーポレートサイト、クックパッドのコーポレートサイトもWordPressを使って構築されています。(2017年8月現在)
もともとブログのツールとして開発されているという面がありますが、カスタマイズすることで、高機能なCMSとして利用することも可能です。基本がブログのツールという一面からも、ブログやニュース記事など時系列に投稿を行なっていく、配信するという機能は長所となるところでもあります。SNSとの連携やSEOといったマーケティング的な視点でみてもWordPressは低コストにてこれらの機能的なものがカバーできるので、とても優秀なツールだと言えます。
WordPress導入のメリット
- カスタマイズ性の自由度
- オープン性(プログラムの改変などが可能)
- プラグインの充実(最適な機能を実装するのが低コストで可能)
WordPressをCMSと使用するデメリット
セキュリティの問題
Webサイトのツールとして、世界で一番多く使われている、そしてオープンソースというこで、悪意のあるbotなどに攻撃、アタックされる可能性が無名なツールに比べて大きくなってきます。管理画面のログインURLを変更するとか2段階ログインを導入するとか対策は行えますが、利用されている数が非常に多い為にこのような攻撃対象になり得るということを認知しておく必要があります。
また、インターネットで販売や配布されているテーマをむやみに利用することで、サイトが乗っ取られたり、なにかの攻撃の踏み台にされてしまったりすることがありますので、テーマ選び、プラグイン選びは慎重に行う方がいいでしょう。
テーマとプラグインの選択の問題
テーマに限らずプラグインについても同様です。公式サイトにあるもの以外のテーマ、プラグインの利用は極力避けるべきです、
また、無料のツールだからと言ってまったく費用がかからないというわけでもありません、セキュリティーの抜け穴はすぐに修正され、アップデートされることが多いですが、アップデートすることでテーマやプラグインの機能を利用できなくなったり、エラーになり、サイトの運用に問題が発生することもありますので、適切な対応ができる人を雇用するか、外注する必要があります。
特に注意したいのが、テーマの選び方です。無料や安価なテーマは多く販売されておりますが、独自のカスタマイズのために、メンテナンス性が低いものやコンテンツが増えてきた際に動作が重くなるものがあります。また、情報設計の視点から見た場合には、Webサイトのあるべき情報構成と配布されているテーマの構成がフィットすればいいですが、なかなか適切なテーマを見つけるのも難しいのが現状です。
WordPress導入のデメリット
- セキュリティー面での心配事
WordPressを採用するにあたって、メリットとデメリットについて書いてみましたが、総合的にみて使いやすいCMSであるということから弊社ではおすすめさせていただいております。
- Published: 2017-06-24
- Updated: 2017-08-30
better standard editor